不安、心配のスパイラルの始まり。
「じいじ、ばあばんち行っていい?」
長男が言ってきた。
部屋をかたずけ、昼ごはんを食べたら車で3人送っていくよ。
「自転車で先に行く」
と長男が言う。
「昨日の帰り、本当に危なくて心配したよ。だから、3人送っていくよ。」
と伝えた。
昼ごはんまでに全て終わらせ、昼ご飯を長男は真っ先に終わる。下二人はまだまだ終わりそうにない。
「じいじ、ばあばんち行ってくる。」
と長男に言われ、待っててもらおうと思ったが、かなり時間がかかりそうで待たせた後の長男の様子が想像できたので、許可してしまった。
その後、昨日の祖母宅から自宅までの帰り道で危なかった事を思い出し心配になり、その後、「この道も、こんな風に危ない。あの道もこんな風に危ない。あの道がこうなったらいいのに。あの会社が移転してくれたらいいのに。でも、どれもこれも無理だ。無事につきますように。無事に着きますように。」と思いを巡らせていた。
すると、長女が食べ終わり、次女はまだかかる様子。
そして長女が「にいにだけ自転車で先行けていいな。なんでにいにだけなの。」
と文句を言い始めた。
その時には不安のスパイラルに片足を突っ込んでいた私は、長女、次女に昨日の長男が危ない状況だったことを伝えた。そして、私の巡らせた「あの道に歩道が出来たらいいな。あの会社が移転したらいいのにな。」ということも伝えた。
それでも長女が言い続けるので、不安のスパイラルに陥っていたが、ここはあきらめて願うしかないのかと決意し「命がけで行くなら、行っていいよ」と伝えた。たぶん、その時の私の顔は不安いっぱいの顔だったと思う。しかし、その様子をみて長女は「やっぱいいわ」と言った。
挑戦する気持ちをへし折っているのは、以前から重々承知しており、きっと長女にしてみたら嫌な気持ちで信用されてないのかと悲しい気持ちでいると思う。
だからこそ、朝の散歩のとき練習して、長女が成長できることを協力しているつもりなんだけどな。なかなか成長は飛躍せず、ゆっくりである。でも確実に成長はしていると確信している。
3人を主人の母宅へ送った後、自宅へ戻り夕ご飯作りの続きを始めた。主人の母宅へ送る前から夕食作りはしていたが、その時は主人の母と長男家族にもおすそ分けしようと明るい気持ちでいた。しかし、不安のスパイラルが進むとまた、長男嫁と主人の母の絆について考えてしまい、そうしたら、なんだか「主人の父がいてくれてたら。。。」と思い、涙が出そうになり悲しい気持ちになった。
不安、心配が始まるとスパイラルになりどんどんふくれ上がっていく。今回は始まりを気づき、気持ちの整理を早めに出来たので落ち着けそうだ。
「星の王子さま」の本を思い出した。
私には、星の王子様に登場する色んな大人たちが住んでいる。忘れたいことがあるからお酒を飲んでいる大人、ほめてほしい大人、王様の大人。でも、かろうじて電灯をつけたり消したり、人のために働いている大人も住んでいる。
そして、私の中にはバラも住んでいる。愛するっていうことが十分わかっていなくて、自分勝手にプンとしたり、こうしてほしい、ああしてほしいと願ってばかりのバラが住んでいる。
愛するって誰かのために行動する事なのかも。王子様がバラにしたことを続けるのって難しい。だからか、王子様も旅にでてしまったのかもしれない。
旅に出たことによって、王子様のバラが王子様にとっての唯一のバラであったことに気付くことができた。
飼いならす。関係を築き、絆を深める事であるが、私は絆が深めっているのかが分からない。それが私に不安をかきたてる。
目に見えないからかな。これを今後も考えていく必要がありそうだ。
不安、心配のスパイラルも、絆が深まっているのかわからないことによって、悪いことを考えスパイラルになっていく。
私は言葉で言ってもらわないと絆があるように感じることが難しいタイプなんだと思う。
どのようにしていくと自分が絆について感じていけるのか考えていこう!!!
今回はスパイラルの始まりを早めに気付けたことで、止めることが出来た気がする!!!
成長したね、私!